ポーカーには大きく分けて2つの稼ぎ方があります。ひとつはキャッシュゲーム、そして、もうひとつが大会(=トーナメント)です。キャッシュゲームはコツコツと勝ちを積み重ねていくのが基本ですが、トーナメントでは一獲千金も夢ではありません。
トーナメントはプレイヤーそれぞれが参加費を持ち寄って賞金プールを作ります。その賞金を上位10~20%くらいの入賞者で分け合うという形が多いです。当然、上位にいけばいくほど獲得賞金は大きくなります。
参加人数が多く、参加費が高いトーナメントになると、優勝者の賞金が10億円を超えることもあります。なかには、なんと参加費が1億円、優勝賞金が約20億円という大会までありました。
トーナメントは運に左右される割合がキャッシュゲームに比べ大きいですが、スキルゲームであることに変わりはありません。一獲千金のチャンスは、宝くじを買うよりも十分にあると思います。
生涯獲得賞金ランキングトップのDaniel Negreanuは、$33,153,605(2017.5月の時点)を稼いでいます。もちろん、この金額がそのまま利益なわけではありませんが、かなりの額を稼いでいるのは間違いないでしょう。さらに、キャッシュゲームやオンラインポーカー、プロとしての活動を含めれば一体いくら稼いでいるのか・・
ここからは、どんなトーナメントがあるのかいくつかご紹介したいと思います。
WSOP
New events in 2017 include $10k Tag Team, $10k PLO8 Championship, The GIANT, The MARATHON & $3,333 online HR. https://t.co/I3HoFxANCy pic.twitter.com/IjLpHZTC0W
— WSOP (@WSOP) 2017年1月26日
ポーカーにおいて最も有名で、最も権威のあるタイトルがこのWSOP(=World Series Of Poker)でしょう。1970年から始まり、その歴史はおよそ50年にもなろうとしています。毎年、アメリカのラスベガスで5月~7月にかけて開催されます。
メインイベントは参加費が約100万円、この10年の参加人数は6~7000人前後で推移していて、優勝賞金は約10億円前後となっています。
サイドイベントも充実していて、東大卒のプロポーカープレイヤーである木原さんは、2012年、日本人で初めてこのWSOPのタイトルを獲得したことで有名です。そのときの優勝賞金は$512,029($5,000 Event #34: PLO 6-handed)でした。その後、2015年には中井孝浩さんが$1,000 Event #57: NLHEで優勝して$399,039を獲得しています。
参考WSOP
その他
PokerStars Live 
POKERSTARS LIVE MACAU
→ ACOP(=Asia Championship of Poker)、Macau Poker Cup
POKERSTARS LIVE MANILA
→ Manila Megastack
日本でのトーナメント
日本でもいくつかポーカーのトーナメントが開催されています。日本の場合、法律により参加費を賞金に充てることができないので、スポンサーから賞金や景品が送られるという形式になります。
AJPC
AJPC(=全日本ポーカー選手権)は、2007年から開催されているトーナメントの大会です。2016年には、なんと優勝者に賞金100万円が贈られました。参加費が無料なのにも関わらずです!
それまでは優勝しても現金ではなく、100万円相当の海外トーナメント出場権と渡航費の補助というのが賞品でした。2019年には、WSOPの出場権が賞でした。
参考AJPC
JOPT
JOPT(=Japan Open Poker Tour)は、2011年から開催されているトーナメントの大会です。こちらの大会はオンラインポーカー最大手のPokerStarsがスポンサーとなっています。上位入賞者は、海外のトーナメント出場権と渡航費のサポートが受けられます。
参考JOPT